臨書の世界

古今寄りの名書を臨書する 

アヴィニオン記1 王宮広場

AVIGNON

ホテルに直行しシャワーを浴びてビール、一眠りして、ぶらりと出る。
Avignon、意外に小さな街だ。
街の中央から駅が見える、反対側は直ぐローヌの流れにぶつかる。
中央市場の両側に中世の建物が建ち並ぶ。

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立ち並んだ色とりどりのパラソルはカフェだ。 

そのカフェの前で声を張り上げる芸人達、
ヴァイオリン弾きも手品師も居る。
物売り、似顔絵描き、大道芸人が人の流れを波立たせる。

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腰を下ろしたカフェ、
AVIGNONの小母さん達がメニューを前に口泡を飛ばしている。
10分も続いている、これも彼女たちの楽しみの一つなのだ。
ところで、こちとらの方も女給仕との話が仲々纏まらない。
「今日は魚はサーモンしか無いわ、貝も無いし・・」
ガイドブックの海老の絵を示しながら、
「これは?」
「ああ、今日は美味しい海老が有るわ」
「サーモンと海老、どっちがいいかなあ ? 量は?」
「サーモンは大きいよ」
で、海老に決める。

チョコレートパフェの入れ物のような器に、
大きな海老の茹で上がったのがキャベツの上に乗って、
三方の空間にピーンと尾を突き出している。
家では、刺身、干物、納豆が常食なので、洋物は殆ど口にしないから、
日本語ですら、洋物の料理名が判らない。
海老も可成のボリュームだ。
隣の夫婦が、
各々の皿のステーキとハムをホークに突き刺して、電光石火の如くに交換した。