臨書の世界

古今寄りの名書を臨書する 

アヴィニヨンの橋

遂にアヴィニヨンの橋の上に立つ。 その昔、新宿の歌声喫茶で高らかに歌った 「アヴィニヨンの橋で踊ろよ、踊ろよ....」 まさにその橋の上だ。

 

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ローヌの流れにさらされながら、橋の先端で暫し感傷に耽る。 貴族達が着飾って歌い踊って渡り歩いた絢爛豪華な橋、 戦禍や洪水で幾度と無く破壊、修復が繰り返された橋、 そして、遂に最後、17世紀の洪水以降は半分を残したまま打ち捨てられた。 河の中央で断ち切られた橋の姿に栄枯盛衰の断片、 歴史の厚さ、重さ、儚さが垣間見られるのだ。

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この石畳の一個一個の石にも歴史が刻まれている。

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