臨書の世界

古今寄りの名書を臨書する 

rouffignac洞窟

フィニャック洞窟。

シベリアで凍ったマンモスが発見されるまで、

ここの洞窟の壁に描かれたマンモスがマンモスだった。

実際に、生きたマンモスを観た人間が存在したのだ。

 

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2.5KMを大きな電動のトロッコで入る。

 

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トロッコの終点からまだ8KMか10KMだか洞窟は続いている。

要所要所に止まって、案内人が電池で示す先に、色々な動物画が姿を現す。

黒顔料、木炭?、で描かれた物、鋭利な刃物のような物で彫り込まれたもの、

そのどれもが鋭いタッチの一筆書きだ。

 

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マンモスの鼻から背中、尾までの一筆書きの凄いデッサンに目を奪われる。

ところせましと馬、羊、パイソン、マンモス、山羊で埋まっている天井は壮観そのものだ。

これらの動物が彼等の関心の高い動物だったのであろう。

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地下2.5KMも入り込んだ中で、ランプだけを頼りに描いたのだから畏れ入る、

当然、こんな地底で生活する理由も無いし、

何か宗教的な理由が有ったのではという説がある。