臨書の世界

古今寄りの名書を臨書する 

初秋の奈良 薬師寺

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薬師寺は興福寺とともに法相宗の大本山、だそうだ。

法相宗と言うのを知らなかった、兎も角、南都七大寺のひとつ。
開基は天武天皇、皇后で後の持統天皇の病気平癒を願って発願した。
薬師寺完成前に天武天皇は世を去った。
天武天皇持統天皇天智天皇、草壁皇子、これらの関係の話を始めると話が終わらない。
兎も角、いろんな事があった時代だ。

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南門から回廊の外を廻り東院堂を先に観る。


東院堂、国宝。
鎌倉時代後期の和様仏堂の様式を踏まえ水害・湿気を避けるために高い基檀の上に建つている。

 

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屋根、棟、軒、壁、この整い方に目を見張る。


聖観世音菩薩像、白鳳仏を代表する国宝だ。
薄い衣の襞の流れが微妙、
その衣が妖しく透けて素足が見えるが、これはインドのグプタ王朝の影響だそうだ。 

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