臨書の世界

古今寄りの名書を臨書する 

初秋の奈良 興福寺

 

興福寺
藤原鎌足が病に伏したとき夫人である鏡大王が夫の回復を祈願して造営したのが起源とされる。
以後、天皇家、藤原家の手厚い庇護の元に益々寺勢を増した。

興福寺境内の真ん中では今しも中金堂の再建が進んでいる。
平成30年の完成だそうだ、さてはて、お目に掛かれるかどうか。
威風堂々の五重塔を上から下に眺めて、東金堂に入る。



東金堂の十二神将、それぞれが個性豊かだ。
鎌倉時代の傑作、勿論、国宝。
左下の伐折羅像のみが草履履きで他はみんな沓履きだ。



各像の頭部に干支が被されている。



文殊菩薩像。