臨書の世界

古今寄りの名書を臨書する 

アモイ 客家 3

教えて貰ったトイレにAと連れ立つ。
先に入ったAが
「ギャーッ」
と血相変えて引き返してきた、後も見ないで私の横を駆け抜ける。
何事か?と中を覗く。
素っ裸の男が100人位居るだろうか、公衆浴場だ。
縦100m横50m位か、中国で始めてみる公衆浴場。
もうもうと湯気が立ち上げている、温泉らしい。
Aは紛れもない女性なのだ。
トイレは50mほど先にあった。

日本で言うワンカップの如き1合くらいの白酒、
これがなかなかいける。
これぞ中国、の雰囲気を肴に何杯かお代わりだ。

10/18
アモイで予約済の貸切自家用車の運ちゃんが、既に、ロビーで待っている。
彼の名は簡君、28歳、元軍人、奥さんと子供が一人、
すらりとしたいかにも頭の切れそうな好青年だ。
威勢もいい、
「アメリカと戦争したかった、絶対負けないよ」
物騒な言葉がポンポン飛び出す。

最初に案内されたのが「西(コザトヘンに皮)天后宮」



 

 

客家達に崇められる女神?が祀られ、六重の塔が珍しい。
一階毎に神様が祀られている。

  



其の一つは文字を発明したと言われる蒼頡とだけ判ったが、
あとは何の神かは判らない。
どれもが素朴だ。