臨書の世界

古今寄りの名書を臨書する 

出羽三山記 (7)

翌朝、
一品一品、粋な器の朝食、どれもこれも一味違う。
床の間のお宝物も値打ち物らしい。

 

溢れんばかりの笑みを湛えた女将が玄関の外まで送りに出る。
何時か筍の季節に再来したいものだ。


致道館博物館。
庄内藩酒井家の居城、鶴ヶ岡城跡に酒井家及び酒井地方ゆかりの物品が集められ、
博物館となっている。
隠居所と庭園、旧役所、民家、民具、等が丁寧に保存されている。





 



酒井家は薩摩藩、特に西郷隆盛との関係が深かった資料が多い。


出羽三山の旅での昼食は毎回蕎麦だ。
山形の蕎麦は美味しい。
庄内おぼこ、実に当たりが柔らかい。
おっとりとした山形弁、無垢そのものだ。
この後、忘れた財布を駅まで駆け付けてくれた。
額一杯に汗が滴り落ちていた。

 

麦切や庄内おぼこおちょぼぐち