臨書の世界

古今寄りの名書を臨書する 

奈良 薬師寺

左から東塔、西塔、金堂。

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金堂の薬師三尊像。
中央に薬師如来、またの名を医王如来とも言う。
苦を抜き楽を与えて下さる抜苦与楽の医薬兼備の仏様だ。
庶民に親しまれ頼りにされる。
そして、右に日光菩薩左に月光菩薩。
豪華絢爛だ。

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安らぎ、平和と言うイメージが伝わってくる。
両脇侍像は首と腰を軽くひねりS字型のポーズ、そんなポーズも単細胞な感受性を刺激して止まない。
これもインド・グプタ朝の彫刻様式の影響らしい。
中国を経て日本へ伝わったものであることを示すのが薬師如来台座の彫物。

薬師如来の後ろで人達が注目しているのがその薬師如来台座の彫物だ。f:id:awao331:20121206092417j:plain


この画像では定かではないが肉眼で確認した。

ギリシャの葡萄唐草文様、

ペルシャの蓮華文様、
インドから伝わった力神の裸像、
さらに中国の四方四神、
まさに西方からの伝来、シルクロードを彼方から順に示している。