臨書の世界

古今寄りの名書を臨書する 

2012-07-01から1ヶ月間の記事一覧

朝、電話の音で目が覚めた。 「あんた、起きられなかったの? ウイッ ブチュブチュ...ウイッ グチュグチュ....」 時計を見ると5時50分、予約した列車の発車時間は5時51分。 親父の奴、モーニングコールを忘れたな、 グチグチ言っても始まらない、…

アヴィニオンの裏町

広場に戻ると、丁度、例のミニトレインが走ってきた、早速飛び乗る。 1時間でアヴィニヨンの小道を縫って見所を案内してくれる。 曲がりくねった旧市街で 「茉莉」 と漢字で書かれた看板を掛けたレストランを見つける。 街の中央からほんの一寸裏道に入った…

アヴィニヨンの橋

遂にアヴィニヨンの橋の上に立つ。 その昔、新宿の歌声喫茶で高らかに歌った 「アヴィニヨンの橋で踊ろよ、踊ろよ....」 まさにその橋の上だ。 ローヌの流れにさらされながら、橋の先端で暫し感傷に耽る。 貴族達が着飾って歌い踊って渡り歩いた絢爛豪華…

プティ・パレ美術館

教皇庁の屋上テラスから見えたプティ・パレ美術館、シエナ派やアヴィニヨン派の絵画が多く残されている。 ボッティチェリの初期の作品「聖母子」を始め、初期イタリア・ルネサンス絵画が 処狭しとずらりと並んでいて壮観だ。

アヴィニオン4 ロシェ・デ・トン公園

1309年に法王庁がアヴィニオンに移住し、 約70年間、7人の法王が此処に住んだ。 当時、ローマに変わりカトリックの中心地として栄えたのだ。 そんな名残が法王庁宮殿の中庭に残る。 直ぐ隣の教会の頂上に聳え立つ真っ白な聖母像を仰ぎ見ながら、 公園の石段…

アヴィニオン記3 法王庁宮殿

AVIGNON,ローヌ河にしっかりと抱かれた街。 その昔、法王が一時期ここに本拠を置き、栄華を極めた。 中世の二人の法王が贅を凝らして作り上げた法王庁宮殿、 面積が15000平米の広大さだ。 キリスト教の最高権力者の権力と富の絶大さを彷彿させる…

アヴィニオン記2 1900年製のメリーゴーランド

9時を廻ったのにまだ明るい。 人通りが絶えない、子供連れも沢山通る。 日本なら、「もう寝なさい!」 の時刻なのに。 目前に立て看板があり向かうから来る人は、はじめ、下半身しか見えない。 いろんな足がやって来る。 足だけ見ても、人種の違いが見える…

アヴィニオン記1 王宮広場

AVIGNON ホテルに直行しシャワーを浴びてビール、一眠りして、ぶらりと出る。Avignon、意外に小さな街だ。街の中央から駅が見える、反対側は直ぐローヌの流れにぶつかる。中央市場の両側に中世の建物が建ち並ぶ。 立ち並んだ色とりどりのパラソルはカフェだ…