臨書の世界

古今寄りの名書を臨書する 

2013-10-01から1ヶ月間の記事一覧

成都記 12

紀元前3世紀,戦国時代の秦代に創られた世界最古の灌漑施設、 有名な都江堤の付近を通る、行きも帰りも帰りも素通りだ。 バスが着いたのは城西汽車駅、4、5日前に散々探したバスの発着所、しかも、あの少年が案内したあたりの眼に前だ。あれだけ付近の人に…

成都記 11  四姑娘山6

海抜4523mの巴朗峠に小さな祠がある。中を覗くと可愛い仏像が微笑んでいる。海抜4523mは半端ではない、富士山よりも高いのだ。峠からの下りは豪快だ。 出会い頭にぶつかったらしい一台のトラックが谷底に転がっている。カーブミラーは皆無と言っていい…

成都記 10 四姑娘山5

二時間ほど歩くと桟道が無くなる。原始林に入る。名前を忘れたがこの地方独特の樹だ。5000m、6000m級の山々を背景に清流、赤や黄色の実をつけた樹木、吊橋も有る。所々にヤクが顔を出す。 上高地を遡っている感じだが売店などは一切無い。何人か大…

成都記 9  四姑娘山4

四姑娘山の基地である日隆にはホテルが立ち並ぶ。清潔で内容も良い。夜、羊丸焼きの晩餐会に誘われたがそんな元気は無い。蔵族の銘酒、青裸酒を飲んで満悦だ。今回、残念だったのは、飲友のOさんにご紹介されたこの地区の自然保護区管理局顧問をされておら…

成都記 8  四姑娘山3

車は10分おき位に止まる。 観光ポイントなのだろう。このあたりの住む蔵族の人々は裕福らしい。一軒で80匹のヤクを飼っている。ヤクは貴重な現金収入源なのだ。ヤクの餌は自生の植物でいいのだそうだ。要するに餌代不要で放っておいてもお金に成ると言う…