臨書の世界

古今寄りの名書を臨書する 

2013-11-01から1ヶ月間の記事一覧

続々昆明記8 

九竜瀑布近くに九龍瀑布という滝がある筈だ。地図を広げるとそう遠くは無い。しかし、通りへ出てもタクシーが一向に通らない。向こうに見える街まで行けば何とかなるだろうと歩き出す。3,40分歩いても両側は農家ばかり、街の中心が出て来ない。時折トラッ…

続々昆明記6

羅平の菜の花畑昆明から東方230km程の羅平、ここは菜の花の名所、今が花盛りと聞いて行く気になった。久し振りに、車窓からの眺めを楽しもうと汽車で行くことにする。この辺りは、何億年前の海底が隆起した地層、日本では余り見られない風景が続く。最…

続々昆明記4

街の温泉冷蔵庫にはビールが冷えている。度々の昆明訪問の都度、宿を探すのが面倒なので、部屋は前回から継続して借りてある。まあまあ、生活には困らない広さ、調度も揃っていて、一年の部屋代が日本での一ヵ月分位で済む。ものの5分も歩けば、食堂、市場…

続々昆明記3 

上海「上海に着きましたよー」の声に眼を擦りながらデッキへ出ると、船は既に揚子江の支流に入っている。両岸に懐かしい中国の風景、中国の匂い、中国の音も漂ってくる。 上海で、娘の友人の友人から昆明行きのチケットを受け取る事になっている。電話すると…

続々 昆明記2

上海航路ビール缶を片手にデッキに出る、大阪が次第に小さくなる。瀬戸内海の島々を眺めるのを楽しみにしていたのだが、船は真直ぐ南下、四国沖、九州南端をかすめて上海に向う。視界360度が海、海、その海を見つめる女の子の瞳は清清しく澄んでいる。 喫茶…

続々  昆明記1

新鑑真号 眠れなくなった、雲南が呼んでる。何時ものバンコク経由チケットが仲々取れない。以前、Bさんから聞いていた、「のんびり出来て、食事もまあまあ、気の利いたバーも有るよ」に惹かれて上海航路、新鑑真号に電話してみると空席が充分有る。新幹線で…