臨書の世界

古今寄りの名書を臨書する 

2013-06-01から1ヶ月間の記事一覧

角館2

青柳家。400年続く家柄だそうだが、石高80石、実高200石としても、石高の割りに中身が濃い。 特に、明治に入ってから収集されたと思われるアンティーク類は目を惹く。オートバイ、蓄音機、時計、カメラ、当時の時代の先端を走っていたようだ。

初夏の陸奥道 角館1

角館新庄に戻って奥羽線で大曲。途中で後三年と言う駅を通る。あの後三年の役の古戦場跡だ。後三年の役の時、源義家が大湿原に雁が乱れ飛ぶのを見て敵の伏兵を発見し難を逃れた「雁行の乱れ」の話は子供心に懐かしい。険しい山中を想像していたが、如何にも肥沃そ…

銀山温泉散策 2

食事前に温泉街を歩く。心なしか此処の河鹿は穏やかに鳴く。温泉街と言っても13軒の温泉宿。 最近出来た足湯に浸かる。電線も地下に埋めたらしい。近代化の中で、大正年間の町並みの風情をそのまま伝承して行こうとしているのだろう。それはそれで大変な事…

銀山温泉散策 1

新庄・銀山温泉左に鳥海山、右手に月山を見て、鶴岡から最上川を遡り、新庄。蕎麦屋を探す。案内所で、「蕎麦の美味しいところは?」問うと、「少し歩くけれど・・」と紹介してくれた店に向かうが仲々辿り着かない。途中、万屋のような店先の男に道を尋ねる…

湯田川温泉 甚内の女将

お宝の絵が掛かっている。 私は日本画の知識は無いが知られた画家の作品らしい。 デッサンが非凡だ。 女将がポスターに載っている。山形県内各町村の美女を一堂に集めたものらしい。 翌朝、我々と入れ替わりに団体さんが着いた。甚内は繁盛しているようだ。…

鶴岡 湯田川温泉の筍料理

湯田川温泉の筍。冷たい雪解け水がしみ入る土の中で芽吹き、春の訪れと共に顔を出す、えぐみのない色白でやわらかいさ、これが美味しさの秘密らしい。また、早朝、収穫から5時間以内のものを「朝堀り」と言い珍重される。掘ってから料理するまでの時間はで…

鶴岡・湯田川温泉甚内

一昨年に続き二度目の鶴岡。庄内藩校・致道館を覗く。 ここでは、荻生徂徠の学風を継ぎ、知識の詰め込みを廃し自学自習を重視した。庄内藩は、家康の側近四天王の一人、酒井忠勝を祖とし、肥沃な庄内平野を背景に幕末まで続いた雄藩である。鶴岡出身の藤沢周…