臨書の世界

古今寄りの名書を臨書する 

2019-07-01から1ヶ月間の記事一覧

チベット記14 ポタラ宮のトイレに慄く

ポタラ宮を詣でる老若男女、チベット全土から集まってくるのだろう。 屋上からのラサ、 四方に山が迫る。 さて、下図は何か判るだろうか。 これがポタラ宮の大小のトイレだ。 これに耐えられる日本人は何人居るだろうか。 ポタラ宮前の広場に下り立つ。 今は…

チベット記13 ポタラ宮

いわずと知れたラサの象徴だ。 東西360m、南北300m、高さが115mの宮殿。 その威容がラサを睥睨している。 建設は7世紀に始まったが、 1600年代、ダライ・ラマ5世の権力化でほぼ完成したとのことだ。 1969年、ダライ・ラマ14世が亡命…

チベット記12 みんな左回りだ

広場はチベット人たちで賑あっている。 人並みが出てくる方向へ進む。 殆どの人が逆の方向へ進んでいる、左周りだ。 お参りしている人達の様だ。 皆、手に手に、何と言うものなのだろう、ぐるぐると回しながら、 ブツブツと念仏を唱えながら一心に歩く。 泥…

チベット記 11 ラサの街は思ったより大きい

緑色の河が流れる。 その河が幾筋にも別れ、また一緒になって河原がだんだん広くなる。 周囲の山には木というものが見られない。 砂と岩の山々から流れ出す土砂が堆積して出来た盆地がラサ、と思う。 ラサの街は想像してたよりも大きい。 ポタラ宮の前を通る…

チベット記11 いよいよラサへ向かう

いよいよラサへ向かって飛び立つ。 やがて、昨日の梅里雪山(だろうと思う)が見えてくる。 その向こうにこの世を隔てるように、 厳しくそそり立つ雪山の絶壁、 そんな雪山の間間に川があり道がある。 こんなところにも生活が有るのだ。 雲海の上に岩石を置…

チベット記10 モソ人の建蔚と再会

夕方、建蔚と連絡が取れた。 もう7年来の朋友だ。 今回、彼女が家族とラサへ行くと聞き、便乗させて貰う事になったのだ。 彼女、彼女の母上、父上、伯父さん、彼女の恋人の父上が一同に会す。 モソ人は中国の四川省と雲南省の境にある瀘沽湖の辺りに住む少数…

チベット記9 香格里拉の市場

美味しいと聞いている此処の地酒が飲みたくて市場を覗く。 奇妙な格好をしているのはバター?チーズ? 縦に並ぶ白い筒のような物はバターを作る道具だそうだ。 果物、野菜、惣菜は並んでいるが、地酒のビンが見付からない。 万屋のような店のお爺さんに聞い…

チベット記8 香格里拉

夢留雪山、白茫雪山、 バスは険しい山河を越え、香格里拉に近づく。 この盆地に出た昔の旅人達が安堵で胸を撫で下ろす、 そんな気持ちが伝わってくるゆったりと静かに広がる盆地、 将に桃源郷だ。

チベット記6 梅林雪山にお別れ

翌早朝、 自分でも「よくまあ!」と感心するくらいにくっきりと目が覚める。 人間の欲望とは不思議なものだ。 やっと、電話のある場所を探し電話するが返事がない。 何回か電話したが駄目だ、彼の運ちゃん、眠り込んでいるらしい。 諦めて、タクシーを捜すが…

チベット記6 遂に梅林雪山が目前に

徳欽の街は谷間にあり、梅里雪山は全く見えない。 夕方の梅里雪山が見たい。 さっき来た道を5,6kmも戻れば梅里雪山が良く見える場所がある。 タクシーは、さっき来た道を更に前へ進む。 眼前に梅里雪山が全貌を現わす。 飛来寺、此処が梅里雪山を眺める…

チベット記5 遂に梅林雪山!!

梅里雪山が秀麗な姿を現す。 標高6740m、 雲南省の最高峰だ。 男性的な白茫雪山に比して女性的、 私にはそう感じる。 女神、穏やかに辺りの山々を労わり配している。 華麗だ。 これで目的は達した。 谷底にへばりつく様な徳欽の町に入る。 さて、宿はど…

チベット記4  更に更に梅林雪山に向かう

峠の向こうから白茫雪山がニョキニョキと姿を現す。 驚いた事に、 この辺りで野宿をした友人がいる。 しかも、昆明から此処まで自転車を漕いで来た。 当時はもう少し雪が有って、 手前の谷間を雪を踏んで登ったらしい。 簡易テントの中で夜を明かしたが、 前…

チベット記3 更に梅林雪山へ向かう

長江の上流辺りで休憩 雪山が見え隠れしだす。 忽然と左側に飛び込んできたのは夢留雪山(?)。

チベット記2 梅里雪山へ向かう

8時半出発。 一番前の席に陣取る。 次々に変化する景色に堪能だ。 日光の七曲がり?のように大きくループを描いて登り降りるのだが、 1kも行ってくるりと廻ってまた1k、スケールが違う。 そんな繰り返しをして標高を詰める。 と思うと、遥かに見える谷…

梅里雪山

この三日間、どうする? 咄嗟に梅里雪山を思い出す。 かねてから、見たい見たい念願していた梅里雪山が目の前にある。 と言っても、バスで6時間の道行、どうしたものか? 兎も角、バス駅まで行って切符だけは確保する。 明朝の体調で決めよう! 香格里拉の…

チベット記1・シャンガリラ

香格里拉(シャンガリラ)、名前が良い。 理想郷、桃源郷、そんなイメージがある。 中甸から名前を変えたはなん年前か。 標高3288m。 広々とした空港、自分の影の長さに驚く。 一組の白人のツアー客、いかにもチベット人らしい客、 彼等のあとから最後…

子猫

最近、子猫の姿をめっきり見なくなった。 以前はあちこちでピョンピョン跳ねたりじゃれ合ったりしていたのに・・ 久し振りに見付けた子猫、怯えている。