臨書の世界

古今寄りの名書を臨書する 

初秋の奈良 唐招提寺

薬師寺から唐招提寺への真っ直ぐな道、
多分、古くからの道だろう。

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飛び飛びに並ぶ民家、その民家の間を縫って曼珠沙華

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今までにどんな人がこの道を歩いたのだろう。
万葉集に、
「道の辺の壱師の花の灼熱(いちしろ)く人皆知りぬ我が恋妻は」
柿本人麻呂の歌があるが、この「壱師の花」が曼珠沙華と言われている。
ただ、これだけ目立つ曼珠沙華なのに、
万葉集の中で曼珠沙華を歌っているのは唯一この歌だけだと言う不思議がある。

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唐招提寺の塀が向こうに見えるこのあたり、絶好の散策道だ。