臨書の世界

古今寄りの名書を臨書する 

初秋の奈良  室生寺 3

十二神将立像。
如来の守り神として十二の方角を守る。
鎌倉中期の作、無骨の中にゆとりを感じる。
それにしても一つ一つが表情豊か、若干オーバーアクション?
運慶作と伝えられる。

 

 

 

 

 

 

手持ち無沙汰そうにしていた案内の女性が出て来て教えてくれた。
「ご本尊の後ろに一寸見えるのが帝釈天曼荼羅と言って国宝だよ、一寸観にくいけどね、
ほら、此処から観ると一寸観えるよ」
ぶっきら棒だが親切だ。
この話を聞かなければ見逃すところだった。
見事なものだ。

帝釈天曼荼羅