臨書の世界

古今寄りの名書を臨書する 

寝覚めが悪い、昨夜のPASTISのせいか、 或いは、真夜中、隣の部屋からの睦声のせいか。 ロートレックの故郷アルビは諦めた。

FIGEACから西へ二つの美しい渓谷、ロット渓谷とセレ渓谷がY字型に横たわり、

やがて一つになってCAHORSに流れ込む。

この二つの壮大な石灰石の断崖の峡谷に佇む中世の村や城、 旅物語

旅物語

教会、荒廃した修道院、鐘楼、煉瓦造りの古い民家、 そんな風景の一つ一つを眺めながら、

時には車を止めて写真に収めてのドライブはドライブ冥利と言うものだ。 旅物語

 

旅物語

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途中、谷から尾根へ出て、尾根伝いに山道を走る、もう車どころか人影も無い。

先史時代のマンモス、パイソン、馬、人間などの洞窟画が見られるというベルヴュー洞窟、 夢に見た洞窟画、胸が踊る。

やっと辿り着くと、無人だ。

入れ口は鉄格子に鍵、鉄格子をこじ開けて入った跡があったので、電池を持ち出し、

「よし、探検だ」 とばかりに、鉄格子を潜り抜ける。

10Mも行くとまた鉄格子、今度はビクともしない。

「まあ、ラスコーが有るのだから..」 とは思うものの諦めて、がっくりと谷まで下りる。