臨書の世界

古今寄りの名書を臨書する 

GROUTTE DE FONT-DE-GAUME

あと一つだけ洞窟を紹介しよう。

GROUTTE DE FONT-DE-GAUME。

ここは予約制だ、着いたのが3時、4時半の予約が取れて一眠り。

客は6人、フランス人の若いカップル、

イギリス人夫婦と小学校高学年くらいの女の子、

ガイドが

「何語で説明しましょうか? 日本語は判らないけど..」

と笑わせる、好感の持てる青年だ。

そのガイドが一つ一つ丁寧に説明してくれる。

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100Mも入っただろか、二人の女が描かれている。

極端に乳と尻が大きい、この女人画は中国の古代文字に似ている。
俯き加減の女人の肩の線あたりの柔らかい線に共通点がある。
ほとんど性器だけの女も。
ガイドが一つ一つ
「判ったか?」
と念を押す、全員が
「イエス」
と言わないと次に進まない。
時々女の子が私と顔を見合わせて、ニヤッとする。
余りに何回も念を押すからだ。
ここは見る価値がある、夏場には前もって予約をしておかないと、
とても入れないらしい。