法隆寺 薬師三尊像、
金堂。
薬師三尊像、
渡来人の系統である止利仏師作との光背銘がある。
釈迦如来の両脇侍としては一般的に文殊菩薩・普賢菩薩であるが、此処の脇侍は寺伝では薬王菩薩・薬上菩薩と称している。
中央の釈迦如来、彼方此方で観る仏像とは何処か異なる、目鼻口が大振りで一回り大きい。
アーモンド形の眼、アルカイックスマイル、太い耳朶、首に3つのくびれを刻まない点など、日本の仏像と異なった大陸の面影が強い。
不思議なものでじっと眺めていると慈愛のようなものがジーンと伝わってくる。
金堂も釈迦三尊像も国宝、他にも多くの国宝が在ったのだが、一足外に出ると思い出せない。
左側で僅かに覗き見出来るのが例の壁画だ、10円切手で馴染みが深い。