チベット記6 遂に梅林雪山が目前に
徳欽の街は谷間にあり、梅里雪山は全く見えない。
夕方の梅里雪山が見たい。
さっき来た道を5,6kmも戻れば梅里雪山が良く見える場所がある。
タクシーは、さっき来た道を更に前へ進む。
眼前に梅里雪山が全貌を現わす。
飛来寺、此処が梅里雪山を眺める絶好の場所なのだ。
小さな街の佇まいすらする。
残念ながら逆光で雲も多い。
運ちゃんと交渉する。
「明日の朝、日の出の頃の梅里雪山を見たいがどうだ?」
「OK、朝、電話してくれ」
「いや、宿の前まで来てくれ」
「いや、電話してくれ」
と名詞を渡される。